(In the Morning) 「さぁ皆の衆!本日は待ちに待ったー?」 「テスト返却日ー」 「ちょっとムラ、ちがうから!」 「政経出来てるかなー・・・」 「真に教えてもらったんならできてるんじゃない?」 「そうだよ。烏丸君のためにすごい最低限にしぼって教えたし」 「確かに教えてもらったトコ全部出てたけどさー」 「ストーップ!!ちょっと3人とも俺のこと無視しないで!はい今日は何の日!!」 「だからテストへん」 「そうじゃなくって!」 「箱根駅伝が初めて行われた日」 「そんなん知るかァァァ!!」 「・・・バレンタインデー、でしょ?」 「流石会長烏丸耕平様!そう、今日はバレンタインデーなのだよ皆の衆!」 「それが?」 「それが、って何でムラそんなにやる気無いの?真くらいドキドキしてろよ」 「なっ!!?」 「・・・あー!そうだよな!」 「頑張れよ」 「え、何でみんな知ってんの?!」 「「「風の便りでー」」」 「え、何それ!!」 「まぁいいじゃん。で、もらえそう?」 「そ、それより自分のほうはどうなの近藤君」 「俺?」 「そう。近藤君は貰う予定とかあるの?」 「あるよ」 「えぇぇぇぇっ?!」 「そんなに驚くこと?ってかなんで真じゃなくて耕平が驚いてんの?」 「え、だって・・・えぇぇー・・・誰?」 「ムラ」 「うっそォォォ?!」 「毎年女子から貰ったやつあげてんの」 「あ、そういうこと」 「烏丸は何想像してたんだよ」 「いやだって近藤の言い方がさぁ。なぁ真」 「そうだよね。にしても村本君って結構ひどい人だね」 「仕方ないだろ?甘いもの嫌いだし荷物増えるのもヤだし」 「じゃぁ断れば良いじゃん。その場で」 「それすると泣くんだよ」 「そうなんだー」 「そう言う烏丸はどうなの?」 「あー・・・まぁ、ぼちぼちって感じ」 「そんな生徒会長がぼちぼちだなんて無いだろー?ザックザクなんだろー?」 「んなこたぁない」 「タモさんかよー!!」 「ところで近藤君は村本君以外から貰わないの?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・近藤君?あ、え、そ、そんな泣かないでよ!」 「あーあ。泣かせちゃった」 「今年もやるから泣くなー」 (In After School) 「さて皆の衆、本日はいかがだったかね?」 「そう言う近藤はどうだったんだよ」 「貰えたぜーほらー」 「1、2・・・なんだ4個か」 「なんだってなんだよ!そりゃムラには負けるけどさ!」 「ところで村本いくつだったの?」 「さぁ。これだけ」 「うっわ紙袋かよ!モテるなーこの色男!」 「ざっと20個くらいか?」 「あれ?そういえば真は?」 「浅野先生に質問しに行った」 「逃げたなあいつ・・・」 「あ、そういや烏丸どうだった?」 「え?」 「チョコ。何個貰った?」 「あー・・・ぼちぼち」 「カバン見せろっ!」 「あ!何すんだよ!!」 「おぉー結構貰ってる!」 「へぇー近藤より多いじゃん」 「・・・アレじゃない?こう、ちっさいから小動物にあげる!みたいな」 「ちっさい言うな!!」 「負け犬の遠吠え?」 「負け犬って言うなよ!チクショ−こうなったら真だ真!職員室行くぞ!」 「えー待ってれば良いじゃん」 「今すぐ決着を付けに行く!いくぞ!」 「はいはい」 *  *  *  *  *  *  *  *  *  * タイトルはフランス語! 07/02/14